第2回「カタコトの会 〜型彫り、型染め、カタヤブリ!〜」 へ! 大まかにいってしまうと、染色の技法には浸染と捺染があります。 ザブンと染料に浸けて染めるのが浸染(しんせん)。松原伸生さんの「長板中形」は浸染。※この日、ワタクシが着用している田中昭夫の藍染め小紋も浸染。 染料が入った色糊をつかって染めるのが捺染。故藍田正雄さんの「江戸小紋」は捺染。 菊地宏美さんの「江戸小紋」型紙を3枚つかい糊防染しては染め、マスキングしては染めと5工程で染めあげたもの。 どちらも「型紙」をつかいます。 染色の技法として、型をつかうのは、更紗、銘仙、型絵染め、紅型など。そう「型」がなくてはできないのです。型紙をつかった染織のつくり手による染織技法をアピールする展示会です。 こちらは「型絵染め」。つくり手のまつざわ美柑さんと 初日に伺いたかったのですが…、3日目にようやく。会期中は毎日、ワークショップや実演、講演会が開催されています。 菊地宏美さんによる、江戸小紋の「型付け」の実演。道具彫りの型紙と縞彫りの型紙の型付けをみせていただきました。 縞彫りの型紙の型付け。型付けとは防染糊を置くことです。篦(へら)が大きい!この大きな篦を立描(たてがき)といいます。糊を型紙にとられないように浮かせる役目の「えんばり」をし、「星」を合わせる。そして糊置きの篦は、道具彫りのときと篦を動かす向きが違いました。万筋の型紙には糸が入っています。型紙の扱いも気をつかう。そして縞は型付けによる継ぎ目を細い筆で直すことになり手間もかかるそう。 菊地宏美さんのご指導で、道具彫りの型紙の型付けを体験させていただきました♪ えんばりをした型紙と星を合わせます。星がみえない…@@; で、やっていただく。型紙を合わせたら、抜けていないところへ糊を置きます。道具彫りでの型付けにはこちらの篦をつかいます。刷毛といったり篦といったり職人さんによって呼び方も色々。左手で型紙をしっかりとおさえて篦を斜めに傾けて向こうへすーっとひいていくなかなか均続きをみる
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