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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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ぬぬぬパナパナのぬぬ 2018「ぬぬのつくり手•ミニシンポジウム」

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「ぬぬぬパナパナのぬぬ 2018」にいらしてくださった皆様、応援や激励をくださった皆様、ありがとうございました。 主宰者の浦令子さんが旅立たれ、舵取りをする人を失ってしまった、「ぬぬパナ」。失ってしまうにはあまりにも惜しく、かといって違った方向へは進んでほしくない…。たぶん私だけでなく、多くの「ぬぬパナ」独自の空気感を知っている人はそう思っていたと思います。 浦さんの想いを継いだつくり手によって今年も無事に開催の運びとなりました。昨年の大阪展から1年足らずでの開催だっただけに、素材の栽培から糸づくりからなる布づくりは時間的に大変だったことと思います。 今年も1人でも多くの方に、知って欲しい、見て欲しい、素敵な作品が並び、ワタクシのテンションもあがりました♡ 「ぬぬパナ」のつくり手の皆様、素晴しいです。とくに、つくり手でありながら仕切られた原千絵さん!お疲れさまでございました。ありがとうございました。 ぬぬぬパナパナは、素材にこだわった作品づくりが特徴。ゆえに、誰がどこでつくっているのか、そして経糸、緯糸、染料のスペック表示をしています。 素材となるものは、自分で栽培し収穫したもの、採取したもの、問屋から仕入れたものとありますが、そこをわかりやすく明確に。栽培地、収穫時期、糸の繋ぎ方、織り、仕上げ、など。作品の特色になるものもご紹介できるようにと、ミニシンポジウムを考えておりました。 が…、40分という時間制限と会場が催事場での通行動線上であったことでパネルディスカッションというわけにもいかず、結局つくり手に聞くという形にはなりましたが…。皆様の興味をひく糸口になったのであれば幸いです。 着物生活をしているワタクシとしては、これを希少価値として謳うのではなく(すごい希少価値なんですけど)、あえて布とは何でできているのか?そもそも化学繊維と天然繊維の違いとは何か?を考えて欲しくてそこを話の導入といたしました。 日本での化学繊維の歴史。合成繊維、半合成繊維、再生繊維、それらの成り立ちと特徴。天然繊維を模したものであったり天然繊維の素材からつくられたものであったり、そうした話から。そこから現企業への運びまで話したかったのですが、さすがにそこまでの時間はなかった^^; 日本の服飾史と工業史の関わりは興味深いのです。 色々話したいことはあれど、今回はつくり手を紹介するのがメインでもあったので、動物製繊維(絹、ウール)→植物性繊維→靭皮繊維(亜麻)(大麻)→靭皮繊維(苧麻)→葉脈繊維(芭蕉)→靭皮繊維(楮、紙布)→種子繊維(棉)→藍染め と続きをみる

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