今年は桜が開花してから雪が降ったり、その後は一気に気温上昇し、4月を待たずして桜吹雪になりつつあります。さて、お花見シーズンでもあるこの時期の羽織ものはどうすれば…というご質問をたびたびいただきます。日中は汗ばむような陽気でも、朝晩は冷えこみます。なので、持ち歩きに楽なものが良いかもしれません。日中はすでに20℃超えですので、単衣の道行や羽織、道中着があれば何より、なければ、袷でも問題ないと思います。雨コートや市販されている塵よけを代用されることもありです。なぜなら…、室内に入る前にはいずれにしても脱ぐことになるのですから…。(羽織は脱がなくて良いのですが)よく、アレがないから着ることができない…と、お悩み相談?がありますが、日常に着るものは難しく考える必要はないのでは。着物も洋服と同じく着るものです。スプリングコートがあればそれを着るし、なければレインコートを着たりしますよね。それと同じです。礼装はまた別の話。臨機応変に生きましょう。 御室桜の小紋に合わせたのは野薔薇模様の無双仕立ての紗合せの道行 紗合せは透け感がありますので、3月に着るにはさすがに早すぎる印象もあるかもしれませんが…、この日の陽射しではちょうど良いくらいです。 紗合せは透け感があるので見た目は涼し気。ですが袷仕立てですので生地が薄続きをみる
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