Quantcast
Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3500

第64回 竺仙展 / 大麻糸の一つ紋付万筋の小紋に知念紅型研究所のグンバイヒルガオの紅型の帯

$
0
0

毎年楽しみにしている「竺仙展」へ 竺仙といったら「ゆかた」ですが、注染、長板中形、奥州小紋、絹紅梅、綿紅梅…これらは型紙をつかって染められることから、竺仙は型紙をつかった企画製造を得意とし、江戸小紋や琉球紅型もあつかっています。 着物生活をする私にとって、浴衣は家着であり寝間着であり必需品ですので、毎年何反かお願いしております。 そして「型染め」という技法に特化した展示会で、つくり手の方もいらしていることから、様々なことを勉強させていただく機会でもあるのです。 五代目当主の小川文男社長と  琉球紅型の知念紅型研究所の知念冬馬さんが隈取りの実演をされていました。知念紅型研究所のグンバイヒルガオの帯で実演をみる。これも里帰り〜♪白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、それぞれの糊伏せと蒸しと水元のタイミングの違いをお聞きする。うーん、今までわかっていたようで微妙だったこといっぱい。勉強になるなあ…。工程がわかってストンと落ちるように納得することってあるのです。そしてそれを理解できるとより楽しい♪ 長板中形の野口染工場の野口汎さんと野口和彦さんとこちらの蛇の目傘の糊置きされている反物は、年末に工房へ伺ったときに取材用に別途型付けをやっていただいたものです。こちらのレポは後日。お仕立てがあがって着用してからレポしたいと思います。 型彫師の矢田幸蔵さん、和裁の御園生健治さん、江戸小紋の浅野栄一さん、根橋秀治さん、根橋亮一さんと 型染めの真骨頂ともいえる主型と消し型をつかって染められる文久小紋。型染め好きとしては1枚は持っておきたい。 型紙は文様全体がどこか繫がっていないと抜けてしまいます。繋がりが少なければ型紙は不安定になってしまい、糊置きはできません。縞などは糸入れによって文様を安定させますが、囲うように繫がった丸や白地に散らした点の文様は一枚の型紙で彫ることはできないのです。続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3500

Trending Articles