「イマジンワンワールド」の感動…、覚めやらぬうちに、こちらのレポを♪ 月日が経つのは早いもので、あれよあれよというまに1年が経過(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)昨年の秋、見学させていただいた紫紘さんの見学レポです。野中淳史さん、私、野中姉弟のお母さま、そして野中彩加さんと彩加さんのつくられる帯がまた素敵なの〜♡ こちらは後ほど。 西陣にある紫紘の社屋。瀟洒な3階建てになっていて、2階では図案制作、検品、3階には織機がありました。暖簾の源氏香が紫紘のシンボルマーク。 野中淳史さんの案内で2階の図案室からみせていただく。野中さんは日本だけでなく織りのさまざまなことを探究していらっしゃり、教えていただくことが多いです。雲南省の織機のお話とか、興味津々…。今では紋意匠図を「織物工房for.win」というソフトをつかって、図柄を作成し微調整ができるのだそう。紋意匠図というのは織物の設計図のこと。卦紙といわれる方眼紙に織物の図案を引きのばしたもの。組織の経緯が一コマずつに色分けされています。紫鉱は西陣の中でも最もコンピューターソフトの導入が早く、伝統的な技の技術革新にも優れています。だからこそ今でもとんでもなく紋紙を必要とする精緻で複雑なものを織ることが可能。 こちらは帯の検品台。織り傷やスレ、汚れなどの不具合がないか細かく目視しています。 3階にはズラッと織機が並んでいます。 故山口伊太郎は37年の歳月をかけ織物の集大成といわれる「源氏物語錦織絵巻」をつくりあげました。最終巻の完成をみることなくご逝去されてしまいましたが、その功績は素晴らしい偉業として伝承されています。それを織りあげた、経糸4000本のうち2000本が地色となる地経、残り2000本が搦み経。綜絖と棒刀は100枚の織機。これによって、立体感のある精密な絵画表現が可能となったのです。 「イマジンワン ワールド KIMONO PROJECT」の帯づくりのお話もお聞きしました。 ●ヨルダン•ハシェミット王国●ヨルダンの国家であるブラックアイリスがペトラ遺跡を背景に浮かび上がっています。加賀友禅作家の上田外茂治の振袖にもペトラ遺跡とブラックアイリス。テイストの違うものなのですが、魅力的にマッチしているのは振袖ならではかも。 ●ドイツ連邦共和国●バームクーヘンとシュタイフのぬいぐるみ。テディベアがいます♪シュタイフ社がスポンサーになってい続きをみる
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