「木村孝先生と和の美をはぐくむ会 〜孝先生との思い出を結んで〜」 木村孝先生。昨年11月2日にご逝去されました。享年96歳。文字通り「生涯現役」でいらっしゃいました。 私が先生と直接お話させていただくようになったのは、1997年のこと。ちょうど20年前になります。当時の私は着物生活ではなく洋装だったのですが、孝先生はファッションにとても興味を示され、スカーフづかいやバッグ、傘などひとつひとつにとても感心をもってくださいました。着物生活をはじめて、後にブログを公開してからは様々なことがあり、孝先生にはブログという発信ツールをつかうことで起こりうることを心配していただき、本当にいろんなことがありました。「あんたな、おばあさまはご健在か。私を先生ではなくおばあちゃんにいわれたと思ってよく聞きなさい」といってくださり親身になって考えてくださった数々のこと。「打ち返すんじゃなく、ふわっと暖簾のように触るのえ」と、いわれているのに、相変わらずスマッシュで叩き返している自分に反省しきりでございます…。会場には皆さまからの先生との想い出のメッセージも。そして木村孝先生のつくられた臈纈染の着物と帯先生の在りし日のお姿を上映されたスライドの中では、バッキンガム宮殿の前でお召しになっていらっしゃいました。先生の日用品と資料も展示 先生と縁の深い学士会館総料理長のおもてなし。先生との想い出のスナップ写真も飾られていました。 「木村孝先生と和の美をはぐくむ会」は、20回を迎えた今回をもって一度幕を閉じ続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』