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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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博多献上帯の里帰り♪ と ばんぎやの博多献上のお菓子 / 2017年夏 博多の旅 序章

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博多の帯をしめて、博多にいって、博多を学ぶ。日本全国染織の旅をしていますが、その楽しみのひとつに「着物と帯の里帰り」があります。自己満足ではありますがこれが楽しい〜♪博多といえば、やはり「博多献上帯」。粋な雰囲気をもつものなので、同じく江戸の粋である竺仙の浴衣にあわせることは多いですが、それ以外はあまりコーディネートしていませんでした。しかし今回の旅では大活躍。琉球壁上布や小千谷縮にあわせてみました。 関ヶ原の戦いの後、黒田長政が筑前を治めることとなってから、黒田藩が江戸幕府へ博多織を献上したことが名前の由来とされています。黒田藩は定格献上と名づけさらに織元に織元株と称する特権を与え藩からの需要のみの生産をさせ献上の風格を守り希少価値をつけていきました。 その文様は仏具の独鈷と華皿に縞で表されます。独鈷は密教法具のひとつで菩薩心を表す金属製の仏具で修法に用いられます。手に握れるぐらいの棒状のもので、その中程のところに墨を塗って転がしたとき写し出される模様が独鈷柄です。華皿は仏の供養をするときに花を散布するために用いる器のこと。 そして、この博多献上を象ったお菓子が博多にはあります。(序章でいきなりお土産話…^^;) 博多名菓の博多献上本舗ばんぎやさんの最中せんべいです。博多献上帯の柄の最中を二枚にそ続きをみる

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