長谷川等伯「松林図屏風」を独り占め…!?
いえいえ、実はこちら複製なのです。なのでガラスケースに入っていません。
国宝である安土桃山時代に描かれた日本の水墨画の最高傑作といわれる「松林図屏風」は東京国立博物館が所蔵しており、毎年お正月に公開されるのが恒例となっています。
キャノンが開発したデジタルイメージング技術と伝統工芸の技でつくられる高精細複製です。具体的にいうとキャノンのデジタル一眼で撮影し、高解像度のデジタル画像データーに高精度の色補正技術を施し最新式のプリンターで原寸大に印刷。これに金箔や表装を施したものだそう。
屛風の前でじっと座っていると…
松林図に描かれていない周りの情景が映像で写し出されます。
鳶が飛んできたり
三保の松原のようでもあり、天橋立のようでもあり…。
そして色彩が入ると雰囲気もかわります。
プラネタリウム的な日本画の鑑賞です。
尾形光琳「群鶴図屏風」
本物はアメリカのフリーア美術館に、複製は東京都美術館が所蔵。
部屋に人が入ってくるとセンサーが感知して鶴が舞い降りてきます。
人の気配を感じると反応
飛び去っていってしまいます
暗くなると…
最後は屛風の中へ帰っていきます
なるほど♪
こうして鑑賞すると鶴が生きているみたいで楽しいですね♪
「さあ、絵の中へ 〜びょうぶとあそぶ〜」(〜9月3日まで)
東京国立博物館本館の大階段。日本で唯一、オペラ座並みに重厚感がある階段かもしれない…。
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