「ファッションカンタータ from KYOTO 2017」へ♪
「ファッションカンタータ」映像ではみたことがありますが、生でみたのははじめて♪今回で25回を迎えたそうです。
着物というファッションを引き立たせるための、舞台、照明、音響、モデル、ヘアメイク、すべてが濃密で完成度が高い。幾多の層をなした重厚感ある充実したショーでした。
今年のカンタータのテーマは「CELEBRATION」、直訳すると「祝賀」。人生行事を彩る晴れ着としての着物が次々と登場しました。お宮参り、七五三、十三参り、成人式、婚礼、還暦や喜寿、日本にはこうした慣習とその人生の節目を迎える相応しい着物があるということが、手を抜かない本気のファッションの祭典でこうして披露されると見応えあります。お宮参りの掛け着と飾りに込められた祈り、引き振袖の後姿の美しさ、着物の素晴しさはこうして広く伝えていくことが何より大切なことですね。
しいて要望を申しあげれば、スクリーンに写し出されるのはお顔よりも、着物の細部がみたかった!
臈纈染、和染紅型(琉球紅型と京都の染色を融合した京紅型)、手描き友禅、京絞りと、京都でつくられる最高峰の技法でつくられたファッションカンタータで披露された着物は、6月11日〜20日まで京都駅にて展示されています。MBSテレビで放送されるという着物の制作過程の特別番組もみたいなあ…。
オープニングで登場した女の子、落ちついているというか、場慣れしているというか、只者ではない、そして着物がとっても似合う♡ 後で知ったのですが、子役俳優としても有名なフィギアスケーターの本田望結ちゃんという方でした。そして彼女が着ていた振袖は、栗山工房の西田裕子さんがつくられたもの。水色地に朱の描き疋田が活きた着物ならではの日本の色づかいの美点がよく現れていました。髪型もメイクも彼女に似合っていて、ああ、もっともっと日本の女の子に着物を着てほしい〜と叫びたくなるぐらい、ギュッと心を掴まれた!
そして西田裕子さんの作品はこちらの小紋も素敵だった♡
羽田登喜さんと羽田登さんと
人生行事の着物、良いものをみせていただきました。
栗山吉三郎さんと
今回も素敵な作品をだされていました。
山田優さんが登場したときに着用されていた小紋、好みです。
西田裕子さんと
丹後バトンリレーの最後を受けとってくださいました。
今回の旅は、小林染工房の暈し染と栗山工房の京紅型の技のコラボでお願いしているお誂えの見学という目的があったので、スタートは小林さん、そしてラストは栗山の西田さんでしたヾ(@°▽°@)ノ
そして、京都駅で「あれ、朝香さ〜ん」とお声がけくださったのは、藤井裕也さん。
京絞りですが余白を残し染めもつかい今の時代にあう京絞りをつくられている作家さんです。
ファッションとしての着物、文化としての着物、どちらも伝承していくには格好良く素敵でなければ。そして「みせる」には手を抜くことなく本気でなければ。
「ファッションカンタータ」は、このショーに関わる方の本気度がグッと伝わってきました。
ちなみに、「カンタータ」と「カンタービレ」どちらもイタリアの音楽用語です。カンタータは「歌われるもの」、カンタービレは「歌うように」。
それにあわせるように、この日の装いのポイントは栗山工房のヴァイオリンの帯でした♪
丹後バトンリレーの旅の最後に、大変素晴しい経験ができました。
良い旅だった〜ヾ(@^▽^@)ノ
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