「アンドレアス•グルスキー展」(~9月16日)のプレス内覧会と記者発表会へ
ポスターや今展覧会の図録の表紙としてもつかわれている「カミオカンデ」
小柴昌俊教授が世界ではじめてニュートリノを検出した研究施設の飛驒市神岡鉱山にある
研究施設で撮られた写真です。
黄金の鈴の壁のようにみえたので、てっきりどこかの宗教の施設かと思っちゃいました…
よーく見るとボートに乗ってる人が写っているのですが、帽子をかぶっていてオシャレさん?
まるで人の英知の行く先は神の領域かのような…。
同じものを見ているはずなのに、写真に撮ってどうしてこうも違うのか?と思うことはあります。
そこが写真の面白いところではありますが、写真は絵画と違って作家が描く1点ものではなく
何枚でも全く同じものをプリントできるはず…。
なのにその写真「ライン川Ⅱ」の落札価格が433万ドル(約3億4千万円)(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
グルスキー氏のことは存じ上げなかったのですが、そのニュースは知っていました。
話題になったから見てみたかったという気持ちもありますが、それはきっと「その大きさ」
でないと良さが理解できないのかも…と思って、その世界を一足お先に鑑賞することに
この方が、アンドレアス•グルスキー氏
記者会見場へ向かうエレベーターで偶然ご一緒させていただいたのですが、まるで
俳優さんのようなカッコイイ方でした~
この方がカメラ構えているところ、スッゴク絵になりそう~(☆。☆)
記者会見の中では、今回の東京滞在でも何枚か撮影されたとのことだったので、いつか
作品としてみることができるのでしょうか。彼がみた今の東京はどんな風に写るのだろう。
「99セント」 日本でいうところのアメリカ版の100円ショップはグルスキー氏の眼に
こんな風に写っているらしい。色の洪水?溢れたお菓子の山々。
左◇「福山」 何と日本の福山の牛舎。牛のアパートメントを断絶したようなカット
右◇「南極」 これって、やはり宙から撮影したのでしょうか…(・_・;)?
「フランクフルト」 この空港でのトランジット大変だったな~っと、ただ想いを馳せたり…。
「ニャチャン」 籠を編んでいる人々。とくに美しい景色ではないはずなのに、色といい
並びといい奥行き感といい、何だかずっと見ていたくなる不思議…。
「東京証券取引所」 そういえば昔は黒いスーツの男の人たちが手サインしてましたね。
日本経済を動かしていたわけですが、あれがカッコイイ!といってた人もいたなあ(-。-;)
「大聖堂」 ステンドグラスから差し込む光と写り込んでいる撮影隊
人がつくった大きな造形物と人との対比でしょうか。私はこの感じが好き
単純のようでいて単純でない、無秩序なようでいて統一感があり遠近感がある。
現代美術にはとんと疎い私ですが、ブログをやっていると写真のフレームワークが気になります。
現代社会を俯瞰したグルスキー氏の視点を堪能させていただきました。
※撮影及び「きものカンタービレ♪」への掲載の許可を主催者よりいただいております。
国立新美術館という無機質ながらスケールの大きい会場を存分に生かした展覧会は
見応えがあります。ちなみに、朝香沙都子が国立新美術館を見る視点はこんな感じ ↓
見上げていることが多いですね。あっ、足元見てないから転ぶのかも(^_^;)
あ~、「貴婦人と一角獣」も来週までだわ~
何とか時間つくって再び来なくちゃ(>_<)
疲れがたまってるのかバタンキューです(@@;
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「アンドレアス•グルスキー 展」プレス内覧会&記者発表会 at 国立新美術館
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