カタコトの会の最終日に再び♪
カタコトの会の作家さんのものではないのですが、型染めで揃えてみました。
型紙をつかった染織というというテーマが絞られている、そして作家同士のコラボも興味深い展示会でした。販売会なしで毎日つくり手のレクチャーが無料で開催されていたというのも画期的。
図案は古城理沙さん、型彫りは那須恵子さん、染めは松永恵梨子さんの作品。
大胆だけれど凛とした気品が感じられました。つくりたいものをつくりあげるという心意気が生みだしたものだからかしら。
添えられていたスケッチノートに制作までのアレコレが書かれていたのが面白かったです。
今日は江戸小紋の藍田愛郎さんのレクチャーと実演。
しかし、東京国立博物館「茶の湯」展(こちらも最終日だった)で、時間をとりすぎて実演の時間に間に合いませんでした(涙
でも藍田正雄さんがつくりあげた「板引き杢」の実演をしてくださいました。
縞に型付け(型紙を生地の上に置き防染糊をヘラで置く)された生地を竹ヘラで浮かして歪ませます。
この竹ヘラはかつて江戸小紋の型付けにつかわれたものです。写真などで小宮康助氏がつかっていたをみたことがあります。ちなみに、現在の型付けは小宮家は出刃ベラ、藍田家は駒ベラをつかっているようです。
浮かせて生地をずらして歪ませたところに同じ縞柄の型紙を重ねて置くと、モアレがでてきます。
ここに再び型付けをします
すると、流水のような杢目が現れるのです。
「これってもしかして偶然の産物ですか?」とお聞きすると、藍田正雄さんが寝ていたときに、お母さまがあげられた簾が重なってモアモアとなったのをみて、これは縞に活かせるのではないかと、思ったのがきっかけなのだそうです。
最終日なこともありお客様が引きも切らずで最後にようやくツーショットをお願いしました♡
カタコトの会、すべてのレクチャーをお聞きしたかった!
そしてお顔とお名前が一致せずお話をお聞きしそびれた方々もいらっしゃるのですが、次こそはぜひよろしくお願いいたします。次回の開催を楽しみにいたしております♪
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【6月4日の装い】東京◇晴れ(湿度37%、清々しい日) / 最低気温17℃ 最高気温27℃
型紙は増井一平「雨音」染めは小林義一。ショパンのソナタの楽譜と雨の線が意匠化された型紙の江戸小紋です。
帯は龍村美術織物の燕に燕子花の織り名古屋の夏帯です。
日傘は廣瀬雄一の両面染め江戸小紋。バッグはスザンナ•ハンター、草履は小林染工房×カレンブロッソ
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