今日は葵祭です。
今年はいくことが叶いませんでしたが、葵祭りにちなんで葵の染め帯
そして日本橋三越は昨日まで猫尽くしの猫祭りでした。
全館ありとあらゆるところが猫だらけ〜
4階のエレベーターをあがった正面にクロネコがいた!
第51回日本伝統工芸染織展は本日まで!
昨日は友禅作家の高橋寛さんによるギャラリートークがありました。1点1点の作品について詳しく解説くださり勉強になりました。特化した技法だけでなく先生方の人となりや工房についてもお話があったりして、なかなかに興味深いものでした。
朝香沙都子が一々写っているのがウザすぎる…と我ながら思いますが^^;
「きものカンタービレ♪」が目指すところは、着物ブログの「徹子の部屋」でございますので、ウザくてもつづけます。<特徴>というのはある意味においてウィークポイントのようなものも必要なのです。
高橋寛さん◇友禅染め帯「華」
シャープな線に散らしたような点で華が表されています。これは蒔糊とかではなく糸目糊でひとつひとつ防染されたもの。根気がなくてはできない仕事。そうと知らなければ、この味わいがどこからくるものなのか、美しすぎてわからないことでもあります。
斎藤孝子さん◇型絵染着物「雨上がり」念願のツーショット♡
型絵染ならでは同じ型を繰り返し置くという技法を生かした躍動感がある作品づくり。色の濃淡と白地の空間も洗練されています。何て鮮やかでキレイな着物なんでしょう:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
石月まり子さん◇しじら織着物「朝まだき」
石月先生の作品には独特の光沢があります。そしてとても軽やかで着心地が良さそう。それが糸によるものなのか、しじら織によるものなのか、ふたつの相乗効果によるものなのか。←コレでしょう。そしてしじら織の特徴は独特のシボです。
楠光代さん◇花織帯「露地に咲く花」
読谷山花織と同じ技法のようですが、綜絖づくりから独学なのだそうです!それ故なのか民芸的なところはなく、でも花織特有の糸の浮きによる暖かみもあります。写真だとわかりにくいのですが、ポツポツと浮きでる青緑と赤が絣と相俟ってエキゾチックな魅力にも感じました。
大貫路子さん◇友禅訪問着「花流るる」
灰色の水紋のような部分は糸目糊で、その後に叩き糊をして色を重ねていくのだそうです。糊落としの水元の作業を2度することになるのだそう。叩き友禅の加飾方法を全面的に打ちだしているのが面白い。はじめて作品と作家さんが一致したのですが、お若い方でビックリ。
大高美由紀さん◇吉野織絣着物「清流」
本当に水が流れているかの如くの清々しい蒼の美しい作品。経絣の絣足と白場が水の流れを、吉野織が水のしずくのようにも見えました。
他にもご紹介したい作品があるのですが、先生とお写真が撮れたものだけを掲載ということになっているので…。(許可をいただいていることがわかりやすいのと転載されにくい)
ウザい…というより、化粧直しはしてから撮影するべきでした@@;
髪ボサボサでほぼスッピン状態。疲れているのが丸わかり…。
今回の染織展の中で、「朝香さん好きなものをひとつプレゼントしますよ」と、日本工芸会にいわれたら(どんな妄想だ…)、今回は…、大高美由紀「清流」をいただきます!
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