拘りを貫く

自分たちが扱っている商品がどういうものであるのか、その特性、メリットとデメリット、それに付随して起こりえることを正確に把握し、検証し、お客様に説明できてこそ、プロだと思います。

まるで着物業界の話のようですが、これは建築業界の話です。

プロといわれる人の、勉強不足、知識不足、理解能力の欠如による不手際は、エンドユーザー側の拘りが強く、情報リテラシーが高くて、フットワークよく現場にいき、さらに知見があれば見抜くことができる時代です。

建材や住宅設備など、こちらが直接買い付けることができないものは、定価はあるものの業者間での値引率があり業者への上乗せもこちらに請求され、結局のところ定価はあるようなないような…。そして項目が多すぎるゆえなのか見積もりには間違いが多々あり…。

知識もないままに、右から左へ流すだけで、中間搾取することを当然と考えているプロといわれる方々は、こちらが知識を総動員して論破すると「プロの方ですか？」と勘違いしたりする。

もう諦めて妥協してしまおうか…と挫けそうにもなったのですが、納得いくまでやり遂げることにいたしました。

落ちつくのは桜が咲く頃になりそうです

畳の縁にも昔ながらの本物とそれを現代的にアレンジしたものがあるのです。木綿糸の浮織の高麗縁と量産型のポリエチレン糸のもの。美しく揃えるには、本物でいくしかなく畳縁の紋にあわせて墨だしをし障子の召しあわせも揃えます。

建具と畳についてはかなり調べました。着物と同じく身銭を切っているだけに真剣です。というか業界に対する不満を補うための道は着物で経験済なのですが…。


着物ブログは、自分がこの先も着物生活をつづけるためにも着物業界に活性化してもらいたいと切に願っており、不用意なネガティブなことは書いておりませんが、建築ブログをはじめたら厳しいことを書くことになると思います。なぜなら、住まいや収納は嗜好品ではなく実用品なのですから。

*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆