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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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衣紋道高倉流 衣紋はじめの儀 at ホテルニューオータニ 鳳凰の間

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衣紋道高倉流の衣文はじめの儀へ

●衣文はじめ●
衣紋道高倉流の1年間の有職故実・衣紋道の興隆発展を祈願しつつ一門の研鑽を誓願する式典のことです。高円宮久子殿下もご臨席されます。

参列者一同を御祓いしていただく、修祓の儀(しゅばつ)
御霊を神籬(ひもろぎ)にお迎えする、降神の儀(こうじん)
※神籬とは神社や神棚以外の場所において祭祀を行う際の神さまをお迎えする依り代
神饌物(みけもの)を神前にお供えする、献饌の儀(けんせん)
1年の事跡をご報告する、詔奏上の儀(みことのりほうじょう)
榊を神前に捧げる、玉串奉奠の儀(たまぐしほうてん)
神前から神饌物(みけもの)をお下げする、撤饌の儀(てっせん)
御霊にお還り願う、昇神の儀(しょうじん)


●御服はじめ●
今年は、直垂から派生した「大紋」と「素襖」
時代劇ではみる装束ですが、現代にはないものであり、着装姿をみたのははじめて!

「大紋」
五位の諸大夫(外様大名)の礼装です。忠臣蔵の松の廊下の場面で浅野内匠頭が着装していました。ちなみに吉良上野介は四位の高家ですので狩衣。

紋は上衣に五つ、袴に三つ。紐は紫の丸組。
左折烏帽子。大紋の仕立ては単衣。生地は麻。

腰には長い下げ緒の小刀、そして手に末広を持ちます。


「素襖」
布衣以下で三千石以上のお目見以上。
舟型烏帽子。紋は上衣に五つ、袴に三つ。紐は革紐であるのが大紋とのわかりやすい違い。

袴には腰板があり家紋がつけられます。


●直会●
天皇陛下より高倉流が賜った御料酒にて献杯。この御料酒の御米は皇居の中でつくられたものから醸造されている特別なものです。
恒例の干支おみくじは大吉。


高倉流宗会頭の仙石宗久先生と宮下英樹先生と。


宮下先生は週間ヤングマガジンにて「センゴク権兵衛」を連載中。
「センゴク権兵衛」は、信長の野望にハマった人しか知らないような、認知度は低くてもつかえる武将に焦点があてられています。官職名で語られるなどリアルな側面をもち。さらに一次史料がふんだんにつかわれたマニアックな漫画なのです。 そして仙石権兵衛秀久の子孫が、仙石宗久先生です。


漫画家の宮下英樹先生と明治神宮の禰宜の方に挟んでいただいたというラッキー♡なお席でした。他には真言宗、天台宗のご住職の方、そして古美術商の方も。有職文化研究所の皆さまが私のオタク心にご配慮くださったのかと思われます。ありがとうございました♪


今年もさまざまなこと、学びたいと思います!

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相互交流までの余裕がなく心苦しく思いますが励みになっております。
皆さまの寛容さと染織に対する好奇心が私の原動力です♡

 

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