昔ながらのものにも、今のものにも、それぞれに良さがあります。
昔ながらの素材をつかい手仕事でつくられるものの繊細さと趣、そして味わい。機械化によって可能となった正確さと量産化でつくられるから可能である低価格と耐久性。
どちらにも長所と短所があります。どちらも取り入れる場合はバランスを考えます。そしてそれを熟知して、消費者の求める用途にあわせて構築するのがプロだと思います。
ですが、それぞれの特質も理解せずに、ただ右から左へと流すだけの人が何と多いことか…。プロといわれる人の間違った情報に汚染されると、浄化するのにとても時間がかかります。
なので、やはり自分で納得いくまでトコトン調べるしかないのです。でなければ「知らぬが仏」でやり過ごしていくしかない。
私はプロを見極めることができる素人でありたいと思っています。
これ、着物の話のようですが、建築での話です。
とても着物業界に似ている。