祇園祭(7月15日) 会所巡り♪太子山 / 2016年祇園祭 その13 のつづき♪
「蟷螂山(とうろうやま)」
蟷螂とはカマキリのこと。中国梁の時代の「蟷螂の斧を以て隆車のわだちをふせがんと欲す」という、力のないものが大敵に向かう勇敢さを賞した故事に由来しています。南北朝の時代、足利義詮に挑んで戦死した四条隆資の戦いぶりが「蟷螂の斧のようであった」ということから、四条家の御所車に蟷螂(カマキリ)を乗せて巡行したことがはじまり。幾多の戦渦にあい巡行が休止されていましたが1981年(昭和56年)から再開。
この蟷螂(カマキリ)は鯨の髭をバネとしてつかって、羽根が広がり、首や手鎌が動く仕掛けになっています。からくり師の玉屋庄兵衛によって復元新調されたもの。
懸装品は、前掛け、胴懸、見送り、水引、すべてが重要無形文化財「友禅」保持者である羽田登喜男の製作。色焼けしない染料がつかわれているのだそうです。
懸装品が友禅のみの山は蟷螂山だけ。
蟷螂山には、蟷螂(カマキリ)のおみくじがあります
ハンドルをクルクル廻すと蟷螂が回転して木の玉を受けとります
からくりになっていて蟷螂の羽根がバタバタ広がるのです(ノ゚ο゚)ノ
結果は「吉」でした♪
蟷螂山の粽には、たくさんの蟷螂。
とっても人気があるそうで、会所でもせっせと折っていらっしゃいました。
つづきます(^-^)/
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
↧
祇園祭(7月15日) 会所巡り♪蟷螂山 / 2016年祇園祭 その14
↧