きもの生活をしている私にとっての浴衣(ゆかた)は、寝間着でありルームウエア。なので祭礼以外のシチュエーションの真っ昼間の公共の場で、(自分が)浴衣を着ているということには抵抗があります。ですが浴衣によって、目的と着こなしで< ワンピース感覚の真夏のファッション >としてありだと思っています。
日本人にとって、きものや浴衣を着ることが滅多にないことで、さらに日常化した洋装がどんどんカジュアル化されている現代では、浴衣は< 気合の入った特別感のあるファッション >のひとつと考えるほうが自然かもしれません。
浴衣を着てお出掛けすることが、非日常的な特別なことだとしたら尚のこと、素敵に着こなしたいもの。
浴衣の着こなしで大切なのは < 清涼感 >と < 清潔感 >です。
夏休みの学生さんにおすすめしたいのが、浴衣で生活してみること。
着慣れるとちょっとした仕草が変わってきます。
スッキリとした清潔感のある着こなしは、マニュアル通りの着つけではなく、自分の身体に沿った着つけと着慣れた仕草で生まれます。着て日常生活で動き、それによって起こる着崩れを治しながら自分にあった楽な着つけを身につけることです。そして洗濯もし生乾きで畳むことでアイロン入らずのきものの手入れにも慣れていくのです。
<きものスチューデント>では、この夏はじめての合宿をしますが、これは合宿でなくても日々の生活でできることなのです。
学生時代にしかないかもしれない、自由な時間。ぜひ有効につかってみてください♪
これは寝間着の浴衣。糊づけもせずクッタリさせてます。
こういった白地に藍の浴衣では、日中のお出掛けはひかえます。わかりやすいでしょ?
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学生さんへ / 夏休みの浴衣生活のススメ♪
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