祇園祭レポート、スタートです♪
色んな方に意外!といわれたのですが、私、物心がついてからはじめての祇園祭でした。というのも、<祇園祭は呉服屋さんからのご招待でみるもの>というような印象があって、きものを購入したら〜の特典的なノリが苦手で、とても興味はあるけれど、近づけない行事だったのです。
しかし、やっぱり見てみたい。そしてできれば地元の京都人に案内してほしい(-_☆)
というわけで、しがらみのない、きもの文化検定の工房見学に「祇園祭」を提案し、希望が通りました♪
せっかく行くなら前入り+居残りをして存分に楽しもうと色々情報を得るため「祇園祭に行くんです〜♪」と京都の方にお伝えすると「なんで?」「暑くて倒れまっせ」「京都に住んで○十年だけどいったことない」という返答がほとんど…(・_・;) 京都人でも関わる人と関わらない人でかなりの温度差があるようです。そして関わる人の中でもさまざまな想いがあるようで、はからずもそういった裏話をお聞きできたことが興味深かったです。
はじめての祇園祭。どこで見たら良いのかわからない、混んでいそう、会所拝見には突然いってもいいものなのか?などわからないことだらけ。ちなみに事前に聞いていた人づてのお話は微妙な情報が多かった…^^; ひとつひとつを現地で確認したほうが賢明です。私のようにどうしたら良いのかわからない方のお役に立てるように、時系列+αでレポしていきます。
○7月12日○ きもの文化検定の工房見学会の前日に京都入り。鉾立てと挽き初め巡り♪
祇園祭の山鉾は四条烏丸付近にあります。八坂神社近くにあるのかと思ったら違うのです!
見慣れた京都の街ですが、ビルよりも高い山桙がボコボコあることに驚く\(゜□゜)/
電線にひっかかりそう…(=◇=;)
鶏鉾(にわとりほこ)の作事方(さくじかた)の皆さまと
作事方とは鉾を組み立てる人。建築が本業の人を中心に手伝い方、屋根方、車方と分業制。一部兼任もあり。
鉾の組み立ては釘をつかわず木組に縄をかけさらに樽巻きにして組みあげられます。縄絡みといわれる手法。縄の組み方も蝶や亀甲などがあるのだそう。前祭の鉾立ては10日〜13日、山立ては12日〜14日。
放下鉾の縄絡み
こちらは月鉾。屋根や天井が取付けられると懸想品である織物が掛けられます。
私の祇園祭鑑賞の目的のひとつが、これらの懸想品。動く美術館ともいわれるだけあって素晴らしい染織品が鉾の四方に巡らされているのです。これについては別記事で。
函谷鉾の挽き初め(ひきぞめ)が行なわれていました。鉾の挽き初めは、例年12日14時から函谷鉾からはじまります。
挽き初めとは組み立てられた鉾の試運転です。巡行は決められた人しか挽くことができませんが、挽き初めは女性や子どもも参加できます。当日の通りがかり参加でも大丈夫です。
鶏鉾の挽き初めです。鉾が左右に大きく揺れるのにドキドキ。
挽き初めに参加すると厄が落とせ1年間無病息災であるといいます。ちゃっかりと参加しました! 綱引きみたいで楽しいです♪
挽き初めは試運転ですが、それもしっかり祭りとなっています。
長刀鉾の挽き初めには参加できなかったのですが、挽き初めにはお稚児さんが搭乗し稚児舞が披露されるのだそうです。う〜ん、すべてを網羅するには何年かかることやら。
つづきます(^-^)/
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