「松原伸生 ~長板中形•藍形染の美~」がちばぎんひまわりギャラリーにて開催中(~5月22日まで)
ギャラリーはとても落ちついた雰囲気。そして藍の清々しさでいっぱいです♪
長板中形は江戸時代に誕生した型染めのひとつで、両面糊置きの浸染の本藍染めの技法のこと。元々は分業制で、型彫師、型付け、藍甕の浸染と専門の職人がいました。長板は三間半(約6.5m)の樅の木の一枚板をつかって染められることから長板中形といわれます。松原先生はすべての工程をこなされるそうです。型紙は大きいものは自分でも彫るけれど細かいものは発注するのだそう。祖父にあたられる人間国宝の松原定吉氏の頃からの型紙もあるが、昔の型紙は小さいので今の時代にあう意匠の新しいものもつくっているとのことでした。
工程の制作のイメージ映像も流れていました。
生き生きとした鯉の藍型染が鯉のぼりのようです。こちらは松原先生がご自身で彫られた型紙の長板中形。
照明が煌々とあたっていて色焼けが心配だったのですが、このギャラリーでは展示用のLED照明がつかわれているので大丈夫なのだそう。
ジャパンブルーの美しさにうっとり♪
そして清々しさに浄化されました…:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
松原伸生先生の工房での藍染め体験のレポ → 型付け☆ と 藍染め☆
ちばぎんひまわりギャラリーは、日本橋三越の向かい、コレド室町3の4階にあります。
色焼けさせない照明といい落ちついた空間といい、染織の展覧会にはとっても良いではないですか!と思ったのですが、千葉県出身か在住の作家のみ使用が可能。千葉の文化•芸術活動をちばぎんが地域活性化のために支援しているのだそうです。
※撮影及び「きものカンタービレ♪」への掲載許可を松原伸生先生よりいただいております。
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「松原伸生 〜長板中形•藍形染の美〜」展 at ちばぎんひまわりギャラリー
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