寒の戻りの寒さは堪えますね。。。
梅の花がこぼれ、桜のものを纏いたい頃になると、カシミアコートに逆戻りは気分的にしたくないのです。なので、ストールで防寒し、枝垂桜文様の春の道行です。
こうして書いていて気がつく、花の終わりの言い回し。梅はこぼれる、桜は散る、椿は落ちる、雪柳は吹雪く、牡丹は崩れる、菊は舞う…。四季を楽しむ日本ならではなのでしょうか、美しい言葉ですね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
【3月12日の装い】東京◇曇り(寒の戻り、寒い!) / 最低気温3℃ 最高気温8℃
枝垂桜文様の道行は季節限定ですが、春はセミフォーマルを着る機会が多いであろうと、つくったもの。セミフォーマルだけでなく、日常でも着ております。
桜色の黄八丈に墨描きの桜の染め帯をコーディネート
根付紐はオヒョウの樹皮からつくった糸で自分で編んでみました♪
季節を目一杯堪能したいので、桜の帯は開花前から散る頃まで楽しみますが、この墨描きの桜はいかにも咲きはじめといった風情ですので、三分咲きの頃まででしょうか。
室町の加納さんの展示会へ
この日あちこちで展示会ラッシュだったのですが…馬喰町付近で迷子になったこともあり、梯子できず。
会場に入るなりこの帯に眼が釘付け!!佐々木苑子の帯。
素材のもつ力を最大限に五感で感じとってつくられている織物だと思っております。
ほしいものリストの1ページ目にあるのですが、←何ページあるのだとツッコミが…
いつになることやら…。う~ん。
能登半島で昔ながらの技でつくられるという士乎路紬(しおじつむぎ)。
反物が軽い!手引きの真綿糸の柔らかい風合いが着心地が良さそうです。墨色に近い灰色というのでしょうか、上品な色と絣の濃淡も魅力的♪
ビックリしたのは、こちら!緯糸に与那国蚕(ヨナグニサン)がつかわれています。与那国島に生息している掌よりも大きい世界一大きな蛾の蚕からとれる糸なのです。じつは、ぬぬパナ八重山勉強会の旅で与那国島へいったときに、アヤミハビル館で、その蚕に会ってきました(^_^;) アヤミハビルとは与那国蚕のことです。近々レポートしますのでみてくださいませ~。
あの蚕から生まれた布を触ることができて嬉しい~。蚕はすっごく怖かったのですけどね…。近々公開しますけれど驚きますよ…、ホントに(((゜д゜;)))
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枝垂桜の道行に桜色の黄八丈に墨描きの桜の染め帯 / 室町の加納の展示会
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