第10回 きもの文化検定合格者表彰式 at 京都ホテルオークラ のつづきです(^-^)/
表彰式の後は、祝賀会です
今年は合格者の謝辞も来賓のスピーチも時間的に短かめ、しかしとても印象に残りました。
無事にお食事ができました。(いつも時間がなくて食べられなかったりする…)
量も程よく食べやすく美味しかったです。周りの感想でも今までで一番評判良かった。
お食事の前に、岩清水八幡宮の権宮司 田中朋清氏による特別講演がありました。
石清水八幡宮は空海の弟子であった行教が宇佐神宮からの神託をうけて860年(貞観2年)清和天皇が創建。京都の裏鬼門を守る社として広く信仰され、朝廷からの崇敬をうけ伊勢神宮次ぐ国家第二の宗廟と称されました。源氏の氏神と崇められ戦国武将も祈願に訪れたのだそう。幕末までは神仏習合の官寺の石清水八幡宮護国寺とされますが、明治政府の神仏分離から八幡宮に。発明王エジソンがはじめてつかった白熱球のフィラメントは八幡宮の山の真竹というエピソードも。
きもの文化検定での講演ということからでしょうか、小忌衣につかわれる染料である石清水八幡宮の山藍を持ってきてくださいました。
神事でつかわれる小忌衣(おみごろも)。装束の袍の上から重ねて着るものです。白麻地に胡粉をひき、蕨や流水、蝶、鳥などの文様を山藍で青摺(あおずり)といわれる摺り染めしたもの。右肩には赤と黒の平絹の紐があるのが特徴です。
山藍は日本で最も古くから染料としてつかわれたといわれる日本自生の植物です。石清水八幡宮の山には今も自生し、皇室にもおさめられているのとのこと。山藍はトウダイクサ科、藍染めにつかわれる蓼藍はタデ科。山藍は古事記、日本書紀、枕草子などに<青摺りの衣>としてでてきます。蓼藍にあるインディゴが含有されてないことから緑色説が有力とされていましたが(緑は青と表現される)、染色家の辻村喜一氏が銅媒染による藍色の山藍染めを発見します。※参考文献 辻村喜一「万葉の山藍染め」 ←オススメです
田中朋清権宮司さまと司会のこばやしあきこさんと
生の山藍を見ることができて嬉しかったです!
つづきます(^-^)/
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第10回 きもの文化検定祝賀会 石清水八幡宮 田中朋清権宮司の講演 / 山藍の小忌衣
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