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山下芙美子先生に教わる黄八丈織り体験 at めゆ工房 / 2015年初秋 八丈島の旅 その15

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山下織物の黄八丈織り体験 at 八丈民芸やました / 2015年初秋 八丈島の旅 その13 のつづき(^-^)/

きもの文化検定の工房見学会で、久しぶりにお会いした山下芙美子先生に「朝香さん、明日の予定は…?時間があるならここで織っていったら?」と、お声がけいただき「織らせてください!!!」と即答した私…(^_^;)
最終日の午後はフライト前まで八丈島観光の予定でしたが、急遽めゆ工房で黄八丈を織らせていただくことになりました。

というわけで再び、めゆ工房へ。居残りで黄八丈を学びます!

前日の工房見学会のときに椎の樹皮で染めていた新小石丸が天日干しされていました。


山下芙美子先生直々の指導の元、織ることに。
恐れ多いことですが、こんなチャンスは滅多にないヾ(@°▽°@)ノ

経糸には、マダミを媒染していない桜色の糸、そしてコブナグサの黄染の糸、樺染の糸。

緯糸はコブナグサの黄染をつかいます。

4枚綜絖の平織。

足の踏み木は二本のみを動かします。
織機が違えば感覚も違う…(゚_゚i) 午前中の体験とは全く違った感覚。。。

右足と左足の踏み木の踏み換えを滑らかに!

筬打ちは、筬の真ん中を均衡に持って、おへそに向かって打つ!

右手をしゃくらない!!! ←これはお茶のお点前でも注意される手つき(-"-;
美しいものは美しい所作から生まれる…。というのが染織体験をして思うこと。

先生の貴重な時間をいただいているわけで…、復唱しながら織る私。 ←必死(^_^;)あせる

経糸が切れてしまうハプニングもありましたが、短時間で順調に織りすすみました。
良い織物は良いリズムで織られるのだそうです。いつかそんな風に織れるようになりたい…。

途中から、緯糸を樺色の糸に変えて織ってみました。


こちらが織りあがったもの♪

左上が山下織物でのコースター体験、右がめゆ工房でのクロス体験。
こうしてみると反巾もかなり違いますね。これ花緒になるかしら…。

めゆ工房の黄色には透明感があります。
いつか、めゆ工房の黄八丈が着たいな~と思いつつ、小物をお土産に。


八丈島から帰ってから1週間も経たずに、山下芙美子先生にお会いすることができました♪
芙美子先生、お写真は苦手…ということでしたが、食い下がってお願いしました。←粘り勝ちねと笑われた^^; とても貴重な体験をさせていただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。

山下誉先生には工房見学会の後で疑問に思った、媒染につかう灰づくりや高機導入の話も補完してお聞きすることができ、居残って学ばせていただいたことが、黄八丈についてより深く知ることになりました。ありがとうございましたm(_ _ )m


お昼も食べずにひたすら黄八丈を探求した最終日の夕刻、八丈島空港で八丈島名物の明日葉料理を割り箸

夕景の八丈富士を見ながらのフライト

滞在中、何度か通った展望スポットの大坂トンネルと展望台ともお別れ~。


染織の旅で日本各地さまざまなところを訪れていますが、中でも八丈島の自然には衝撃をうけるほど感激しました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
何よりもここは東京都内。飛行機が飛べばあっという間なのです。
近いうちにまた訪れたいと思います。今度は古民家カフェにもいってみたいし温泉にもつかりたい♪

そして、八丈島空港で出迎えてくださった方、お会いできて嬉しかったです!
おかげさまで幸先の良い旅となりました。改めて感謝申し上げます。

八丈島の旅レポはひとまず終わります。
房総半島の染織の旅、丹後の染織レポのアップしていないものは、リアルタイム記事と併走してあげていきます。

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