衣紋道高倉流主宰のお香を楽しむ会へ
今回は「競馬香」
競馬香は黒方と赤方にわかれて一つ香を聞いて札を入れ正解した人数分馬が進みます。
全員不正解だと落馬となり次に正解するまで騎乗できないルール。
はじめての方でも楽しめるように、二種の試香を聞き、その後、試香にはないものを一種混ぜその中から本香を二種聞き、三種類の中から聞き当てるというもの。当たった数だけ馬を進めることができます。
桑の木目が美しい十種香箱は、志野流御先々代御家元蜂谷さまのお道具です。
香元が香包みから香木をだしただけで伽羅の香りが:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
衣紋道高倉流宗会頭の仙石宗久先生は「お香が良くないと楽しくないでしょう…」と、惜しげも無く名木から切り取った名香を聞かせてくださいます。
遊ぶというよりも、じっくりと堪能させていただきました(〃∇〃)
仙石先生の香木は良いものすぎてわからなくなることも多々あるのですが、正客だったことと、お香がよくたっていたので、聞き分けが余裕でした♪正解された方は多かったです。
試香は伽羅と寸門多羅、本香は伽羅(試香とは違うもの)と寸門多羅。
伽羅は久邇宮家所蔵のものだったかと思います。
きものに移った残り香が今も部屋を漂っていて、今もうっとり~*:・( ̄∀ ̄)・:*:
競馬香の賀茂人形が舞楽装束なのは、平安時代に武徳殿の前で品定めを行なった後に、雅楽舞の宴を催して駒迎えの公事としたことからきているのだそう。
左方の赤馬の騎手は左楽(唐楽)の打毬楽の装束。赤色の袍に裲襠に老懸の巻纓冠。
右方の黒馬の騎手は右楽(高麗楽)の狛桙の装束。青色の袍に裲襠に老懸の巻纓冠。
勝利した左方は仙石先生より根付のアクセサリーを頂戴いたしました♪
この家鴨を秋冬の懐中時計の根付につかいたいと思います。ありがとうございましたm(_ _ )m
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競馬香 at 衣紋道高倉流たかくら会東京道場
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