遠藤あけみ作品展(~10月27日まで)
スケッチ、デザイン、型彫り、染めをひとりの作家が行なう一貫工程だからこそ、作家の個性が光る型絵染めの世界。民芸調のものから現代的でシャープなものまでさまざまですが、遠藤先生の型絵染めを一言でいったら、すごく洒落ている
もともとは日本画を専攻されていたそうですが、だからでしょうか。デザインでありながら絵画的でもあり…、海流に乗って泳ぐ魚までがオシャレだわ~♪
こちらは縮緬地に染められたもの。縮緬だとどうしてもパキッとはならないそうですが、それが味となっていて素敵!この奥行き感は他の型絵染めではあまりないように思います。雨に濡れるヤツデでしょうか。
第62回日本伝統工芸展の入選作「喜雨」の型紙が背景につかわれています
絞りと型絵染めを併用した作品。波の部分の色彩も良いですね~。
緯糸にぜんまい糸が入った生地には葛の花。こちらをみてお願いしたいものが閃いた(-_☆)
8月の終わり遠藤先生の工房へ。型染めの糊置きをされているところを見学させていただきました。
型紙にある星といわれる小さな穴の目印と
生地と合い口をあわせて
均一に糊置きをくり返していきます。これが簡単そうに見えて実に難しいのです…。
というのは…、遠藤先生の工房で糊置きを体験させていただいたので、身を以て知りました(^_^;)
遠藤先生の家の美猫に邪魔されつつ…(・_・;)
型絵染めは糊置きされているところに彩色されていきます。
完成品がこちら!羊歯が幾何学的に連なっています。
合成顔料をつかった彩色は何とも透明感があってクリスタルな印象。クリスマスにも合いそうですね♪
巧みなデザインと合成顔料がつくりだす世界。これだけの作品を一堂に会して見ることができるのは貴重です。
会期中は遠藤先生が作品解説をされています。先生のお美しさも魅力です(〃∇〃)
お写真がぶれていてちょっと残念
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遠藤あけみ作品展 at 日本橋三越 / 三越の秋のきもの紀行
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