私が大相撲の入り待ちにハマったのは、このきものとの出会いからかもしれません。
2010年9月場所の入り待ちでみた豊真将のきものです。
このきものをつくったのは京都室町の染匠小川平六。ご当主の小川清さんとは京都のきもの学やきもの学会の加賀研修でご一緒させていただきました。小川さんは自分がつくったきものを力士が着ている姿をみたのは「きものカンタービレ♪」がはじめてだったそうで入り待ちレポをとても喜んでいただけたのです。つくり手の方は力士が着用された姿をみることはまずないそう。
角界の不祥事事件で興行としてではなく番付編成を行うための技量審査として行われた2011年五月技量審査場所。 このときは国技館はガラガラ、雨の中入り待ちしているのはほんの数人でした。
国技としての相撲の存続が危ぶまれましたが、今では満員御礼つづきです。
立田川親方に「天使のきものはどうされたのですか?」とお聞きすると「箪笥の肥やしになってます」とのこと。「勿体ない~」とお伝えすると「いつか博物館に納められたらいいですねっ」と笑っていらっしゃいました。
もう一度、この天使のきものをみたいものです。
立田川親方(豊真将)と
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豊真将の天使のきもの
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