ナチュラル&ハーモニック プランツ主催 ヘンプフェア(~8月10日まで)
大麻博物館館長による大麻の糸績みワークショップへ♪
自然布は糸績みに天地が重要となります。
ややこしいのですが、天地の地が頭(根っ子)、天が尻尾(葉のほう)です。
この写真の大麻草の繊維、奥が頭、手前が尻尾。
天と地をつないでいくことによって、繊維の中にある空洞がつながり、生きていた植物の
状態を保つことになるのだそう。逆らうと繊維が毛羽立ってしまうので要注意です。
糸績みは撚りをかけます。大麻の糸績みは反時計回り。S撚りです。縄ないと同じです。
日本では天に向かって行くものは時計回り(神社の注連縄、凧糸、横綱の注連縄)、
身につけるものにつかう糸、実用品の縄(ロープ)は反時計回りなのだそう。
ネジを緩めるときは反時計回り、締める時は時計回りなので、つい逆にしがちなのですが、
これは工業規格で決められているものです。
鉄砲伝来のときにネジの構造を刀鍛冶が理解したと伝わっていますが、もしかしてそれから…?
私、右左の感覚が通常から苦手なので…、理屈を理解するまでまったく進みません(@@;
まずはゴム糸で練習 これがわかりやすい(°∀°)b
左の指で交点を抑えながら、右の指で上と下の糸を手前に向かって撚りをかけていきます。
右手親指を手前に引いていく感じ。
さらに左手で同じ方向に撚りをかけると撚りがかかり、指を離しても撚りが戻りません。
大麻糸でやってみましょう♪
ビニール紐がついていたところがはじまりです。頭(根っ子)です。
繊維を辿っていくと分岐点があるので、そこに新しい繊維の地を口にくわえ唾液で濡らし先端を整え
足して、上二本、下二本の状態に
左の指で交点を抑えながら、右の指で上と下の糸を手前に向かって撚りをかけていきます。
さらに合わせて同じ方向に左の指で撚りをかけます。
右の指で撚りをかけたときに左の指に振動が伝わってくるのですが、そこがポイント。
こんな感じになります。
糸を績んだら紡錘車で撚りをかけます。
水で糸を濡らし整えて
反時計回りに回転させます。
苧殻に巻き付けました♪ なぜか玉糸のように節がある^^;
「北から南 日本の自然布展」のときにも大麻糸の糸績みをちょっとだけさせていただきました。
中々身体にしみついてくれないのですが…。懲りずに諦めず、チャレンジ。
「北から南 日本の自然布展」のレクチャーレポも追々あげていきます♪
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大麻の糸績みワークショップ at ナチュラル&ハーモニックプランツ
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