美しいキモノ 2015年春号の発売日です
「きものカンタービレ♪」の誌上連載は5年目を迎えました。
これも偏に「きものカンタービレ♪」をみてくださる皆さまのおかげでございます。
ありがとうございますm(_ _ )m
今号からの連載は「つくり手の思いと技を着るお誂え」です。
美しいキモノの姉妹誌である「いろはにキモノ」での「伝統的技法をつかった誂え」
のコラムが好評だったとのことで、編集部からのご要望でこのテーマとなりました。
私はどちらかというと誂え派ではありません。
お誂えが好きな方は、自分だけのオリジナルを求める方が多いと思います。
私は自分が好きなものを季節とシチュエーションに合わせて装うことが楽しいので、
人と同じになっても気にしません。(着用する時はかぶらないように配慮します)
かといってお揃いが好きなわけではなく、ひたすら我が道をいくタイプでしょうか。
私にとってのお誂えの魅力とは何か?
それは「つくり手の方の思いと体現する技を知る」ことです。
他にはない自分好みのもの、例えばこういったものが欲しい!と思ったとして、
それを表現するにはどういった技法が相応しいのか、そもそもできるのかできないのか、
それを探るのが楽しいのです♪
つくり手の方から教えていただく学びの場でもあります。
試行錯誤しながらも、つくり手の方とコミュニケーションをとり、きものを誂えて着こなす。
「きものカンタービレ♪」でもリアルタイムでご紹介していますが、美しいキモノの連載では
お誂えの流れをまとめてお見せできるので、よりわかりやすいかと思います。
文字数の関係で説明しきれなかったことは、「きものカンタービレ♪」にて補完いたします。
今号のお誂えはコーディネートは違いますがこちらのきもの。
牛田織物の天平聖武絹です。
どのような糸がつかわれているのか、糸づくりの現場も取材させていただきました。
ですが、糸についての説明をするには文字量が足らず…。
こちらにつきましては、今月末に別記事でレポートします。
そして「染織研究年間特集」がはじまりました。
染織レッドリストを救え!とサブタイトルがついておりますが、次世代に残したい布たちです。
今号は「北海道~東北編」です。私も取材執筆させていただいております。
「染織研究年間特集」で特に気になったのが、秋田県の「天鷺ぜんまい織」。
天鷺ぜんまい織は経糸は生糸、緯糸は羽毛糸とぜんまい糸がつかわれています。
緯糸は真綿から糸を引き出して撚りを掛ける時にぜんまい綿を巻き付けた糸と
羽毛を巻き付けた糸なのです。
機能性というよりもデザインのアクセントとしてつかっているとのこと。
羽毛が織りこまれているなんて、鶴の恩返しのようですね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
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美しいキモノ 2015年春号
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美しいキモノ 2015年春号 vol.251 本日発売
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