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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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表装を見る「花と鳥の万華鏡 ~春草•御舟の花、栖鳳•松篁の鳥~」内覧会② at 山種美術館

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岸派と千總「花と鳥の万華鏡 ~春草•御舟の花、栖鳳•松篁の鳥~」内覧会 ①at 山種美術館
のつづき(^-^)/

山種美術館が所蔵する日本画は表装も素敵なのです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


幾度か書いていることですが、表装はきもののコーディネートととても似ています。
面積の狭い裂によって作品を良くも悪くもみせるのです。
私は書にはあまり興味がないのですが、それでも時々見にいくのは表装を観るため。

本紙(作品そのもの)=きものでいったら着ている人
天地(縦長の上下にある裂)=きもの
中廻し(中縁)=帯
風帯(天から下がる2本の裂)=帯あげ
一文字(本紙の上下についた細長い裂)=帯〆
というのが私の印象。

「双鶴」竹内栖鳳 ◇ 山種美術館蔵

この作品は、水の中にある鶴の足に注目。
山﨑妙子館長のレクチャーでは、ここに栖鳳の技があるとのお話も。


「風かおる」竹内栖鳳 ◇ 山種美術館蔵


「みみづく」竹内栖鳳 ◇ 山種美術館蔵


「鴨雛」竹内栖鳳 ◇ 山種美術館蔵


「春朝」横山大観 ◇ 山種美術館蔵


「急湍翡翠」橋本関雪 ◇ 山種美術館蔵


「芙蓉白鷺」狩野芳崖 ◇ 山種美術館蔵


きもののコーディネートになぞらえて、帯回りのアップのように近接アップで掲載してみました。
遠目で見て良し、近くで見て良し。
ぜひご自分の肉眼でじっくり鑑賞されてください(^-^)/

鳥好きなので、内覧会レポートまだつづきます。

※展覧会場内での撮影及び「きものカンタービレ♪」への掲載は許可をいただいたものです。

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