染織文化講座「型紙で小紋を染める」実技講習へ。
東京染小紋(江戸小紋)を1反染める。「型つけ」の実習のつづきです。
型付けの後、糊が乾いたら生地を板からはずします。
地染め前の糊がついた反物の状態。実技講習2日目はここからスタート。
袖口がゴムでつまった二部式の雨コートはすっかり染織体験のユニフォームとなっています。
身体中にカイロを貼り毛皮のショールまで着込んだ寒冷地仕様の重装備。
まるで宇宙服のようです。←寒がりなのですσ(^_^;)
実技講習のしごき染めは地色が淡い色の人から先にやっていきます。
しごき染めをしてから蒸すまでに時間を置きすぎると、濃い地色は型付けをした
糊(目色)に入り込むという難が起きやすいため。「目色がさされる」という現象。
●しごき染め●
反物に染料が入った色糊をヘラで置き、地染めをします。
大きなへらが「しごき篦」、小さなへらが「たてがき」
反物の端を伸子張りでつかう張り手棒で挟んで止めます。
13mのしごき板に反物を伸ばします。
しごき篦にたてがきの篦で色糊をのせます。
これは五月女先生にやっていただきました。
中指、薬指、小指でしごき篦の端を持ち、親指と人差し指でしごき篦をおさえて
後ずさりしながら手前に引いていきます。糊をしごいでいくから「しごき染め」。
5歩ぐらい?後ずさりしたところで反転し
先ほど引いたところの上からさらに糊を引いていきます。
うん、良い感じ♪
染織実習体験の中で一番向いているかも~ヽ(゚◇゚ )ノ
誉められて調子に乗ると、すぐ失敗します(^_^;)
仕上げは五月女先生がやってくださいました。
美しい~。羊羹のようです。
地色にムラが生じることを「かっきれる」というそうです。字は搔き切れる?
糊置きが終わったら、反物の真ん中に伸子をはり
しごき板から反物をはずしていきます。
大鋸屑の上に置きます。
さらに上から大鋸屑をかけます。
こうして水分を取るのだそうです。乾かしすぎないように注意。
次は、「蒸し」「水元」です。こちらも体験。別記事でレポートします(^-^)/
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