この塩沢紬はどことなくポインセチアのような花柄なので、クリスマスコーデをしてみました。
クリスマスカラーのポインセチア。赤く染まっているところは花ではなく葉。
日本には明治時代に入ってきて、和名を猩猩木(しょうじょうぼく)といいます。
伝説の顔が赤くなる猩猩に例えられているのだそう。
●越後の織物の歴史
753年(天平勝宝5年)東大寺仁王会でつかわれた屏風を入れる布袋が苧麻と大麻で
織られた麻布がつかわれており、貢納布としての記述も残っています。
これが現存する最古の越後麻布といわれています。
塩沢地方では古くから織物の技術があったことがわかりますが、麻布の技術を
絹織物に取り入れたのは江戸時代になってからのようです。
経糸に生糸と玉糸、緯糸には真綿から紡いだ手紡ぎ糸をつかい、手括りと手摺り込み捺染に
よる絣糸で織りあげた塩沢紬。残念ながら今ではほとんどつくられていません。
ポインセチア風の塩沢紬にガス灯の染め帯をコーディネート
帯あげと帯〆は龍工房
クリスマスコーデなら帯あげの色をグリーン系にしたほうがらしいのですが、
あえてお太鼓柄のガス灯の灯火も色にしてみました。
バッグはRADLEYのシグネチャーシリーズ、ぞうりは菱屋カレンブロッソ
纏の衿つきストールにアンテプリマの肘まである手袋
ちなみにこの塩沢紬、クリスマスシーズンはポインセチアとしていますが、
秋には木の実として栗鼠の帯とコーディネートしています。
抽象的な絣柄は如何様にも遊べます。
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ポインセチアのような塩沢紬にガス灯の染め帯
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