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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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ちょっとした想定外も楽しむお誂え / オーケストラの帯がやってきた♪ その4

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お誂えならでは。型染めの彩色を相談 / オーケストラの帯がやってきた♪ その3 のつづき♪ いわゆる工程レポでなく、マニアックなことだったり裏話的なことに焦点をあてています。 「オーケストラ」の帯に登場する楽器、細部が可愛すぎる〜(〃∇〃)チェンバロ、ファゴット、チューバ、トロンボーン、トランペット、ホルン、クラリネット、オーボエ、チェロ、ヴァイオリン、タンバリン、マラカス、ウッドブロック、ハープ、サックス、ティンパニーの16種類の楽器が描かれています。 5月末に染めあがりのご連絡がありました。でも残念なお知らせがあるとのこと。えっ…(・_・;)? 手先に入れたエンブレムの位置が4寸長くなってしまいました〜と…。そして実際には7寸長くなっていました。←後になってこれが功を奏する 地入れや引き染めで水分を含んだ反物は重くなると真ん中が弛む。それをグッと引っ張って真っすぐに張るので伸びてしまう。そして、水元で洗うとまた縮むので計算するのが難しいとのこと。これは丹後ブルーのピアノの帯と同じ縞大島の夏生地だったのですが、同じ生地でもロットが違うと精練の加減で違ってくるのか、伸縮が違った例だそうで、プロであっても布を完全に読むことはできないのだそうです。 手先に模様がなければ、長い分には問題がないのですが、手先にコレがあるから厄介なのです。 で、帯のお仕立てをお願いしている、カクマさんにご相談。 ワタクシは前帯から手先までの長さが210cmが結びやすい。でもこれは242㎝あるとのこと。なので、お太鼓に入ってしまう辺りで続きをみる

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