「奥村土牛 ~画業ひとすじ 100年のあゆみ~」山種美術館にて開催中(~5月22日まで)
山種美術館開館50周年記念特別展です。
土牛の魅力はやはり色!
青とも緑ともいえない灰色がかったようなエメラルドグリーン。
群青、白緑、胡粉を丁寧に塗り重ねて生みだされています。
奥村土牛「鳴門」 ◇山種美術館蔵
海の向こうに見える山のような島には金泥がつかわれているようだとのこと。神々しい雰囲気です。
土牛は船にのってデッサンするときに、身を乗り出しながらも、奥様に帯を持っていてもらったのだそう。
鳴門の渦潮の勢いが立体的にでています。胡粉をふんだんにつかって波しぶきを表現。
じーっとみていると吸い込まれてしまいそうです。鳴門の渦潮にグルグル@@
こちらも胡粉をふんだんにつかって、背景に浮き立つようにパキッとさせている作品
左:奥村土牛「蓮」 / 右:奥村土牛「那智」
流れ落ちる滝の波しぶきは確かに白い!
そもそも水は無色透明であり本来は色がないものです。
しかし光の反射で色があるようにみえるのですが、描いたときには描いた人の感情や勢いのようなものまで写っているようで面白いですね。
※青い日記帳×山種美術館ブロガー内覧会にて撮影
会場内での撮影及び「きものカンタービレ♪」での掲載の許可をいただいております。
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水の色をみる「奥村土牛 〜画業ひとすじ100年の歩み〜」内覧会 at 山種美術館
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