「久米島紬の世界」が日本橋三越特選呉服売場にて開催中(~4月8日まで)
久米島紬は分業でなくひとりのつくり手が染めから織まで一貫作業でおこないます。
植物染料は、蘇鉄、福木、山桃、テーチ木(車輪梅)、グール(サルトリイバラ)、ユウナ、月桃、サトウキビなど、島に自生する植物から採取。採取した植物とそれによって染められた糸が展示されていました。
山城智子さんが機織りの実演をされています。(~4月3日まで)
機にかかっているのは、大地染の緯絣。元気がでそうな上品な蜜柑色です♪
久米島には沖縄全土の土が揃うといわれるほど多くの鉱物があり、泥染め、ゆうな染めの他に大地染があります。地色は赤土染、焦茶色は車輪梅の鉄媒染の糸です。
緯糸の杼は地色が3本、絣が2本
久米島紬の緯糸は真綿からの手紡ぎ糸がつかわれます。
実演に慣れていらっしゃるので説明しながらもリズミカルに織られますが、百貨店は空気が乾燥していることが織りにくいのだそう。
山城智子さんと 今度は久米島にいってみたい~♪ゴールデンウィークの沖縄滞在でいけるかな…。
週末は比嘉正美さんによる絣括りの実演もあるそうです。(~4月3日まで)
日本橋三越は暖簾が桜バージョンでした
他にも展示会をハシゴ。これで今年のお誂えリストはパンパン。趣味性の高いものと工芸的なもの産地ものに偏っているので、そろそろドカンと華やかなものを誂えたいところでもあるのですが…(・_・;)
丁字染の紬に洛風林の桜と鹿文様の帯をコーディネート
抽象的な桜ですので季節に関係なく楽しんでおりますが、桜の季節につかいたい帯なのです。
桜文様の絞りと刺繍の帯あげは桜の花の見せ所を少しずつ変化させながらこの季節にヘビロテでつかっています。
バッグはジャマン•ピュエッシュ、ぞうりは菱屋カレンブロッソ
大井川葛布の葛布の日傘をあわせました♪
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久米島紬の世界展 at 日本橋三越 / 桜色の丁字染の紬に洛風林の桜に鹿文様の帯
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