草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルは、日本の若手音楽家や音楽愛好家に世界の優れた演奏家から直接指導を受ける機会を設けることを目的として1980年に設立されました。当初はアカデミーのみの構想でしたが、国内外の名実共にトップの講師陣の演奏を目の前で見て生で聞くことが何よりの学びの場になることから、コンサートも企画され、湯けむりの街、草津温泉で日本で初の夏の音楽祭が開催されることとなりました。ウィーンフィル、ベルリンフィルの首席奏者や世界で活躍する演奏家が講師をつとめ、草津の街から2kmぐらいの森の中にある草津音楽の森国際コンサートホールにて約2週間開催されます
アルペンホルンの演奏が心地よい♪
アルペンホルン隊の皆さまと
今年のテーマは「1815年ウィーン、ビーダーマイヤー時代、1915年ドビュッシーと20世紀の音楽」
200年前のウィーンはビーダーマイヤー様式といわれる市民文化いスポットライトが当たった芸術の時代、100年前のパリは第一次世界大戦の終わり頃、サティ、ドビュッシー、プーランク、フォーレとフランス音楽が花開く時代です。
この夏にはサティと交流があった芸術家の作品から音楽家であるサティの側面をあらわすという「エリック•サティとその時代展」が開催されました。
嗜好品ともいえる芸術と音楽はその時代を色濃くあらわすものなので、100年前に想いを馳せた邂逅なのかもしれませんが、まるで連動しているかのよう。面白いですね♪
ウィーン国立音楽大学の教授でもあるクリストファー•ヒンターフーバー氏と
ウィーンフィル首席フルート奏者のカール•ハインツ•シュッツ氏と
音楽監督の西村朗先生と
高原の音楽祭にはドレスコードはありません。
夏らしい紬などでも良いのですが、温泉地で寛ぐ装いからメリハリをつけたいと思って、着替えています。
日中のスチューデントコンサートは、綿地の雪花絞りをきもの風に
夕方からのコンサートは、絽の小紋に織なごや帯をコーディネート
この音楽祭は、夏のご静養中の天皇皇后両陛下がご臨席され、美智子皇后陛下がワークショップに参加されることからニュースとなり、今ではすっかり有名となりました。
チラッとだけ、その様子をお伝えします(^-^)/
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第36回 草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル
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