花兎模様の大島紬に読谷山花織の帯の装い
兎の文様は月に棲む兎の伝説の仏教説話とともに日本に伝えられました。
古くは天寿国曼荼羅繍帳に描かれています。
花兎文様としては、桃山時代の京都の豪商であった角倉了以の愛用裂として伝わる
「角倉金襴」が有名ですが、縹地花兎金襴、紺地花兎金襴、萌黄地花兎金襴、花兎紹巴、
木瓜花兎緞子、霊芝花兎緞子、など他にもたくさんの名物裂があります。
角倉金襴は、明代に中国から伝わった名物裂で大名物「槍の鞘肩衝茶入」中興名物「思河茶入」
などのお仕覆に用いられています。
花兎文様にみられる、盛られた土状を作土文様といいます。絵画では土坡(どは)といわれる
自然な土の盛り上がりをあらわしたもの。植物や動物とともに意匠化されます。
【11月6日の装い】東京◇曇りのち雨(小降りの雨、湿度69%) / 最低気温14度 最高気温23度
帯あげは木の葉文様、紅葉色の帯〆は龍工房
沖縄染織にちなんで、上原久美さんの八重山シーサーの帯飾りをつけました。
躍動感ある鳥の古布デコパージュのバッグは松枝忍
ぞうりは菱屋カレンブロッソ
雨コートは蛇の目傘文様。二枚重ねの雨傘はHANWAY
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花兎模様の大島紬に読谷山花織の帯の装い
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