振り返ってみると…、5月は忙しかった@@;
「ぬぬぬパナパナのぬぬ」大阪展では「キモノ文化講座」が、うめだ阪急特別室にて開催されました。
●半衿攻略法●
和裁師の松下妙子先生(写真右)、須賀凌子先生(写真左)による半衿付け講座が開催されました。
総勢20名の方がご自分の長襦袢を持参されて参加
まずは和裁師による実演のお手本
長襦袢の衿側を手前にして長襦袢の表側をだし、背中心の真ん中で半衿と長襦袢をあわせて待ち針でとめます。そして左右衿肩あきのところ、さらに半衿の端までとめていきます。
衿先から縫っていきます。見本ではわかりやすいように、赤い糸を使用
表側が終わったら内側を縫います。美しい半衿付けのポイントとなるのは衿まわりの曲線。衿肩あきから背中心までの弛ませ方です。これが巧くできないと餃子のようになるのです…(・_・;)
染色補正師の本井宏史先生による衿と袖口の汚れ落とし
つかったのは、ベンジンと歯ブラシ。棕櫚のブラシなどがない場合は歯ブラシで代用。ポイントはベンジンの量をたっぷりつかうこと。
「キモノ井戸端会議vol.4」
ぬぬパナ八重山勉強会の旅のご報告
ぬぬパナ八重山勉強会の旅のまとめリンク
東京展の井戸端会議を見直し反省して要点を絞ってレクチャー。内容が専門的すぎたようにも思いますが、サラッとでも聞いておいていただけると、反物の見方の一面がわかってくるように思います。
宮古上布については、東京展の後さらに各所に確認し、重要無形文化財指定と伝産品指定の違いがよりわかりましたので、詳細は別記事でレポします。宮古上布を着たときかな…。
きものの多くは高額な贅沢品です。だからこそその素材や技法については売る側に知識としてあってしかるべきではないかと思っております。…が、間違った知識なのかあやふやな表現で売りたいだけの確信犯なのか…、不正確な説明で販売されているものが多々あります。
「ファッションとしての魅力」のみで、ただの布として売られているならそれまでですが、大概において、このきものは○○で○○の糸…などと講釈があります。ならばわかりやすく正確なスペック表示をしてほしい。しかしなぜかスペック表示をする必要はないといわれてしまうことのほうが多いのが現状です。モノの本質は自分で学びそれを扱う人を含めて自分の眼で見極めるしかないのかもしれません。
「ぬぬぬパナパナのぬぬ」には若いつくり手がたくさんいます。きものエンドユーザーがどれだけ支援していけるか…。美しいぬぬの未来は、つくり手だけでなく、着る人の気持ちにかかっています。
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
↧
「ぬぬぬパナパナのぬぬ 」大阪展 「キモノ文化講座」 at うめだ阪急
↧